【雑記】なぜ逆転裁判のアニメは面白くないのか?
逆転裁判のアニメが始まりましたが、1話視聴直後の私の感想は「…あれ?なんか違う…」とモヤモヤしたものでした。
期待していただけにめっちゃ悔したかったので色々考えた結果、逆転裁判の面白さとアニメの相性が悪いという結論に落ち着きました。
逆転裁判の面白さとは?
逆転裁判は推理ゲームです。推理ゲームの楽しさは「考える→正解の快感」の連続にあります。クイズに正解して嫌な気を持つ人などそうそういませんよね。
逆転裁判はそれにキャラクターの過剰豹変演出で犯人を追い詰める快感をプラスし、その快感をブーストしています。
では、アニメではどうでしょうか。
例えば解けないムジュンが出てきた時、ゲームなら中断していくらでも考えれますが、アニメではそうはいきません。画面の中のナルホドくんが暫し悩み、何かしら閃いてムジュンを解消します。放送時間に限りがあるので当たり前と言えば当たり前なのですが、これが良くない。先に述べた「自分で考える」ができないからです。
これではムジュンを解消した快感は得れませを。得れたとしても自分で考えて得たものよりも格段に少なくなります。
・アニメと推理ゲームの相性の悪さ
・ゲームを意識し過ぎた演出
この2点がアニメの完成度を下げているのではないでしょうか。
ダンガンロンパもアニメ化しましたが、イマイチだったのも、恐らくこのためでしょう。
あと細かい所ですと、ゲームの画面を意識し過ぎた平坦な画面構成、証言開始などの文字演出の違和感、ですね。
キツイ言い方をすれば、これは「逆転裁判のアニメ」ではなく「自動で動く逆転裁判のゲーム」です。
とはいえ、トノサマンの回に入ってからテンポが格段に良くなってきた気がします。真宵ちゃんの合いの手が入ったからでしょうか。今後に期待です。
アニメとゲームを比べるために久々に押し入れから引っ張りだそうかな…